ecoLux Laundry(エコラックスランドリー)

せんたくコラム

洗濯洗剤、粉と液体はどう使い分ける?期待の新星「ジェルボール」は?

洗濯洗剤、粉と液体はどう使い分ける?期待の新星「ジェルボール」は?

定期的に無意識で使い続けている洗濯洗剤。あなたが今使い続けている洗剤に決めた理由は何でしょうか。最近では液体洗剤の種類が増え、家計に優しい詰め替え式の液体洗剤を愛用している方も多いと思います。単純に「テレビでCMを見たから」「すごくいい香りがするから」といった理由で洗剤を選ぶことがあれば、洗濯する衣類や素材によって使い分ける方もいることでしょう。今回は、意外と知られているようで知らない人が多い洗濯洗剤の基本知識を紹介します。


粉末洗剤の特徴


黄ばみや泥汚れ、シミなど日常生活の中で付着する汚れ全般に対して、液体洗剤よりも優れた洗浄力を発揮できるのが粉末洗剤です。目に見えない汚れの多くは酸性です。粉末洗剤は弱アルカリ性の製品が多く、液体洗剤に比べてアルカリ剤が多く含まれているため、汚れ落ちは液体よりも良いという特徴があります。製品によっては皮脂などの汚れを落としやすくなる「酵素」や、紫外線を吸収して白物をさらに白く見せる「蛍光増白剤」が入っているものもあります。つまり洗浄力の高さによって、黒色などの濃い色の衣類を色落ちさせてしまうリスクがあるのです。衣類の素材へも影響が出やすく、綿やポリエステルなどの普段着を洗う分には問題がありません。冬場などの気温が低い状態で使用したときに、すすぎをしても洗剤の粉がよく溶けずに衣類に残っていることがあり、溶け残った洗剤がカビの原因となり得ます。冬場は、洗剤の溶け残りが起きやすいため、水温30度から40度程度のお湯などで溶かして使いましょう。粉末洗剤で洗濯した衣類の洗い上がりは、液体洗剤で洗濯したときに比べてゴワゴワしてしまい、柔軟剤を使う必要があります。液体洗剤よりも比較的安価な粉末洗剤ですが、洗浄力が強いことを逆手に取り、グラウンドの土で汚れたユニフォームや、襟が黄ばんだ白のYシャツを洗濯するのに用いるといったように、用途を分けて使用するのが得策だと言えます。


液体洗剤の特徴


液体洗剤は粉末洗剤と比較すると液体洗剤はやや洗浄力が弱いものの、低温による溶け残りの心配がなく、取り扱いが便利だという特徴があります。昨今売られている液体洗剤の中には、柔軟剤入りのものが主流になりつつあり、洗濯物もフワフワした仕上がりになります。また、汚れがひどくて気になる部分に洗剤を直接染み込ませることで、汚れを落としやすくすることができるというメリットがあります。液体洗剤の主成分は界面活性剤が多く含まれており、油汚れを水に溶けやすくする効果があります。粉末洗剤と比べて中性の製品が多く、柄物などの色落ちの心配が少ない反面、洗浄力は粉末洗剤に劣ります。液体洗剤は、抗菌剤や除菌剤が含まれていることも多く、部屋干しを行ったときの嫌な臭いを抑えられる物も多いです。


ジェルボールの特徴


2014年春に発売開始したジェルボールは、洗濯槽にそのまま入れることができる中性の洗濯洗剤です。計量の必要がなく、粉末洗剤に近い洗浄力の高さを持っています。ジェルボールの成分に含まれる金属封鎖剤(キレート剤)には、水の中にある金属イオンを遮断し、泡立ちを促進する効果があります。金属封鎖剤には洗濯をジャマするミネラルを除去する効果があり、これまで液体洗剤には不向きとされていた成分を取り込むことに成功しました。ジェルボールの耐熱温度は約35℃と言われており、夏場の熱い室内に置いておくと、フィルムから中の洗浄剤が溶け出てきてしまうことがあります。また、ジェルボールは一回の使用量が決められているため、少量の洗濯物を行うときには不向きです。発売当初から効果に期待されたジェルボールですが、お子様がいる家庭は特に取り扱い注意が必要です。発売数ヶ月後には、グミなどのお菓子と見間違えた乳幼児が誤飲する事故が起きました。消費者庁の発表によれば、2015年の1月末までにのべ152件の事故情報が寄せられ、被害者の7割は3歳以下の乳幼児でした。もしもお子様が誤ってジェルボールを飲み込んでしまった場合は、無理に吐かせようとすると嘔吐物が器官へ入ってしまうおそれがあるため、口をすぐにすすぎ、多くの水を飲んで最寄りの病院へ行きましょう。


抗菌効果にこだわった洗剤の選び方


梅雨の時期は室内干しが続き、生乾きの嫌な臭いが洗濯物に残りやすくなります。天日干しに比べて部屋干しが臭いやすいのは、外気に当てるよりも乾きづらく、紫外線による殺菌効果が期待できないことに加えて、雑菌が繁殖するのに必要な水分が洗濯物に長時間残っていることが理由です。シャツや下着につく汗の臭いが気になる時期は、洗浄力の強い粉末洗剤を使うようにしましょう。除菌を確実に行いたい場合は、酸素系漂白剤でつけ置きした後に洗濯することで生乾きの嫌な臭いを防ぐことができます。店頭でよく目にする部屋干し用の洗剤には、除菌成分を持つ酸素系漂白剤を含む薬品が入っています。洗濯が終わった後はすぐに干すようにして、洗濯槽の中で雑菌を増やさないようにしましょう。シャツなどはできるだけ太めのハンガーを使うことで通気性が良くなり、速く乾かすことができます。どうしても時間がない場合は、乾燥機を使って手早く洗濯物を乾かしてしまうのも臭い対策として有効です。