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せんたくコラム

初夏の洗濯はよく乾く!と油断してはいけない!紫外線に注意!

初夏の洗濯はよく乾く!と油断してはいけない!紫外線に注意!

洗濯日和の晴れた日には、外で思いっきり洗濯物を干したくなります。気温が高くなるにつれ、洗濯物の乾きが良くなりますし、日光に当たった洗濯物からはいい匂いがします。しかし、洗濯物を直射日光に当てて乾かすのは良い事ばかりではありません。お気に入りの服がいつの間にか日焼けしてしまったことはないですか?衣類の日焼けは、太陽光の中の紫外線に原因があるのです。今回は、洗濯物を干すときの注意点を紹介します。


紫外線による洗濯物への影響


太陽の紫外線と洗濯物の変色


太陽光には目に見えない光が含まれています。人間の目に映る光の波長が420nmから720nmとされており、波長が400nm以下の目に見えない光を紫外線と呼んでいます。1年のうちで4月から9月が特に紫外線量が多い時期とされ、シミやソバカスの原因となります。肌と同じように、衣類も紫外線を浴びことで衣類の染料が化学変化を起こし、色褪せを起こしてしまいます。同様に、様々な成分を含む汗の一部が、衣類に使用された染料を分解してしまうことで変色が起こります。


紫外線の殺菌効果


洗濯物を日光に当てて天日干しをすることで、衣類に付着した雑菌を殺菌する効果があるという話は、誰でも聞いたことがあると思います。紫外線による殺菌のメカニズムは古くから研究が行われています。紫外線が細菌を含めた生物の遺伝情報を持つ核の中に吸収されると、核酸が化学反応を起こしてDNAの遺伝コードを破壊します。そして代謝と増殖が正常に行えなくなった細菌は死滅するとされています。ここである2つの実験を紹介します。

エフシージー総合研究所環境科学研究室が行った実験は、表面に黄色ブドウ球菌を染み込ませた綿布を用意し、日陰と日向にそれぞれ置いて、正午から一定の時間経過ごとに生存している黄色ブドウ球菌の数を調べました。開始直後の黄色ブドウ球菌の数は約8,100万で、日陰の綿布には菌が60分経過後も270万残っていた一方で、日向の綿布は10分経過後には菌数が1.3万まで減少し、60分経過後には検出されずに全て死滅しました。

アメリカの物理学者Matthew Luckieshらが行った実験は、シャーレの中の大腸菌に真夏の太陽光を晒すと、約64分後に99.99%が殺菌されるという結果が出ました。

この2つの実験から、太陽光に含まれる紫外線の持つ殺菌作用の強さがうかがえます。


シルク(絹)とナイロン素材の紫外線の弱さ


天然繊維であるシルク(絹)は、繭の中の蚕が紫外線を浴びないように守る機能があり、紫外線を吸収する性質があるため、黄変しやすいです。つまり、シルクが紫外線を人間の肌の代わりに吸収してしまうので変色を起こしやすいのです。同様に、合成繊維であるナイロンはシルクほどではありませんが、紫外線や日光照射による黄変には注意を要します。なかでも、黒をはじめ青や緑などの色は、紫外線を浴びると色あせが起きやすい部類です。シルクとナイロンのどちらの素材にも共通して言えるのは、湿度の高い環境で黄変しやすい点です。汗をかいて、そのまま湿度の高い場所で紫外線に当たってしまうと日焼けを起こしてしまいます。天気の良い日は乾きがいいので天日干しをしたくなりますが、紫外線の強い日は日陰に洗濯物を干すことをおすすめします。


室内でも紫外線による変色が起こる


室内灯として使われる蛍光灯は、放電によって発生する紫外線を蛍光物質に当てて光を放つ照明器具です。紫外線量は直射日光に比べてごく微量ではあるものの、長時間浴びることで蓄積されると変色の原因になります。蛍光灯の光が当たる室内に長時間吊るしておくのは控えるようにしましょう。特にカーテンレールには物を干しがちですが、直射日光と蛍光灯のW紫外線攻撃を受けてしまうので、普段から気を付けましょう。クローゼットに収納していても変色が起こってしまう場合があります。衣類を保管する際には、通気性の良い遮光カバーをかけて収納するようにしましょう。


洗濯物の紫外線対策


せっかく直射日光には殺菌効果があるのに、紫外線のデメリットの話を聞いたせいで屋内にも屋外も洗濯物を干しづらい…。そんな方のために、洗濯物の紫外線対策の方法を紹介します。


洗濯した衣類を裏返しにして干す


紫外線による繊維の日焼けが起こったとしても、衣類の裏側に表れるため、目立つことがなくなります。同時に、衣類が早く乾くメリットがあります。どんな衣類も、縫製した部分は裏側にあり、生地の重なった部分は洗濯した場合の乾きづらい部分に該当します。乾きづらい縫製部分を日光に当てることで、洗濯物が乾きやすくなるのです。


紫外線(UV)カットのアイテムを使用する


それでも、シワが気になったり、裏返したくない衣類がある場合は、洗濯物が浴びる紫外線の量を削減するUVカットの機能を持ったアイテムを使用しましょう。部屋干しの場合は、窓から差し込む直射日光が原因です。窓にUVカットフィルムを貼ることで、洗濯物が浴びる紫外線の量を削減することができます。天日干しの場合は、UVカットの機能を持った雨よけテントを使用しましょう。通気性を確保しながら、雨・花粉・黄砂・紫外線対策ができるかなりの優れものです。どちらも1万円以内で購入することができるアイテムです。洗濯物の日焼けや変色が気になる方は、検討してみてください。